フリーランスへの転身を心置きなく行う方法
SEがフリーランスになる際は、いつ仕事が無くなるのか不安に思い決心がつきにくいものです。しかし、事前にリスクを分析した上で準備しておけば、さほど難しいものではありません。
具体的には、いきなりフリーランスに転身せず、副業としてお試しからスタートし、需要の把握と事業計画をしっかり立てておく方法が有効です。
フリーランスになった後の3年間を計画的に進めることができれば、大半の事業では軌道に乗ります。フリーランスとして挫折する理由の多くが見込みの甘さから来るものであって、準備期間として1年程度かけることができていないことが原因であるためです。
そこで、少なくとも1年程度はじっくり準備しておく必要があるでしょう。
SEがフリーランスとして開業するには、基本的な経理の知識に加えて契約を事前に確保しておくことも重要です。さらに、運転資金として全資本金の3割程度は残しつつ、別途生活費として丸1年分を貯蓄しておくことが求められます。
なぜなら、フリーランスとして軌道に乗り赤字からの脱却ができるまでに、最低1年以上は掛かるためです。3年以内に黒字化できなければ、事業計画を見直すことも視野に入れましょう。
フリーランスになってから3年間は計画的に進められるように準備さえしておけば、切羽詰まって不利な契約を結んでしまうといったリスクを避けられます。会社員とは異なり仕事を選べるからこそ、無理に利益が少なすぎる案件を受注する必要はありません。